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Session 1: レジリエンスとまちづくり

時間:10:10~11:30

モデレーター:亜細亜大学・都市創造学部教授 岡村 久和氏

【講演1】循環経済に根差したフィンランドのエネルギー
 フィンランド大使館商務部 代表 P.  ライティネン氏

     概要:フィンランドのエネルギーシステムはバイオエネルギー、ウェイストトウエネルギー、水素、そして蓄電池産業に強みをもつ循環経済に根差しています。ヨーロッパでもっとも森林面積が広く、林業の歴史も長いフィンランドは森林管理から発電所に至るバリューチェーン全体のエネルギー効率にフォーカスをおくバイオエコノミーシステムを有しています。
フィンランドは2035年までに二酸化炭素排出ゼロ(カーボンニュートラル)を目指しています。この目標達成のためには、水素が将来的に持続可能なエネルギー資源になるとみており、エネルギー、資源、輸送、製造などの産業に取り入れられることを想定し、政府はNational Hydrogen Roadmapを策定しました。最後にフィンランドはリチウムコバルトやニッケルといった、リチウムイオン電池生産に必要な電池材料の産地でもあり、将来EV向けリチウムイオン電池産業のバリューチェーンとエコシステムにとって最適なロケーションであることはあまり知られていません。さらに、フィンランドはMaaS(Mobility as a Service)の先進国であります。

 

【講演2】オーストリアの革新的エネルギー貯蔵ソリューション
 オーストリア大使館商務部 副商務参事官 A. アカラー氏

     概要:当講演は、オーストリアが力を入れている研究開発とそこから派生する文化の例証として、エネルギー貯蔵と電力グリッドオペレーターの画期的なソリューションを紹介します。新しいテクノロジーをそれぞれの研究者が発表します。
SandTES(砂を利用した蓄熱)再エネを使った発電は不安定なため、再エネを導入している産業・住宅用蓄エネシステムにおいて高効率蓄熱システムはエネルギー効率改善に不可欠です。ウィーン工科大学が開発したSandTESは砂と流動化の原理を利用し安価で身近な貯蔵素材を用いることで高効率な熱転換をおこし、高温の熱を大容量で貯蔵することができます。
Power-LINK スマートグリッドLINKはフラクタルの原理に基づき開発されました。LINKは電力の安定供給、サイバー攻撃の危険回避、エンドユーザーの個人情報保護を可能にし、大規模な分散電源導入による電力業界の脱炭素化を促進します。

 

【講演3】電気蓄熱 - 旧式発電所の第二の人生としての選択肢、エネルギー集約型産業の脱炭素化へのソリューション
 シーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー社 K. H. オズデム氏

     

概要:シーメンスガメサは過去10年以上にわたり電気蓄熱(ETES)に取り組んできましたが、いよいよ商用化の準備が整いました。送配電網上に最大の蓄熱システムを導入することにより、エネルギー転換はもう可能だということを証明します。
電気蓄熱は石炭火力発電所を段階的に廃止へと導き、第二の人生を与えます。電気蓄熱はエネルギー転換を実現し、安定的かつ信頼性のある再生可能エネルギー供給を可能にします。ギガワット規模の高温蓄熱を加えることにより、化石燃料世代の発電所は現施設の7割を再使用しながらCO2排出ゼロの施設へと転換し、さらにその先数十年にわたって稼働を続けることが可能になります。
電気蓄熱技術は、様々な業種で採用することができ、産業工程の脱炭素化を可能にします。再生可能エネルギーの余剰電力と排熱で充電し、電気蓄熱は必要なときにはいつでも供給することができ、またエネルギー需給を分離します。電気蓄熱を生産システムに統合することにより広範囲な温度帯のCO2フリーの蒸気や熱を生産プロセスに利用することができます。生産管理者は電力調達費を効率化できると同時に製品と生産工程のサステナビリティを強めることができます。

 

※スピーカーは予告なく変更になる場合があります。

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セッション1登壇者
岡村 久和氏
亜細亜大学
都市創造学部 教授
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岡村 久和氏
亜細亜大学
都市創造学部 教授

•    ESSJ 2020 企画委員長
•    日本IBMで国内外スマートシティビジネスを牽引
•    2017年  スマートシティに最も影響ある 世界の50人 選出

<略歴>

1978年 早稲田大学商学部卒    
1982年 日本IBM入社
2003年 環境ビジネス立ち上げ。
2004年  ハーバード短期ビジネススクール
2009年 スマーターシティ事業 部長
2011年  米IBM公式  ニューオーリンズ市長支援チーム
2011年 内閣府 環境未来都市支援委員 総務省 地域情報化アドバイザー
2012年 瀬戸内市 日本最大230MWの太陽光発電所事業立ち上げ ソーラー発電所IT構築
2013年   内閣官房 IT総合戦略室 パーソナルデーター・技術WG委員
   川崎市臨海地区帰宅困難者対策協議会アドバイザー
2015年 日本アイ・ビーエム㈱退職
2016年  亜細亜大学都市創造学部 教授
2017年  同    国際交流委員長 国際交流担当 副学長

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P. ライティネン氏
ビジネス・フィンランド(フィンランド大使館商務部)
商務部代表
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P. ライティネン氏
ビジネス・フィンランド(フィンランド大使館商務部)
商務部代表

日本でのビジネス実績は20年以上にわたる。Kansallis銀行(現在はノルデア銀行の一部)、フィッチ・レーティングス シニア・ディレクター、M&Aコンサルティング会社Septemパートナーズ パートナーなどの要職を歴任。在日フィンランド商工会議所会頭も務めた。

 

講演タイトル:循環経済に根差したフィンランドのエネルギー
概要:フィンランドのエネルギーシステムはバイオエネルギー、ウェイストトウエネルギー、水素、そして蓄電池産業に強みをもつ循環経済に根差しています。ヨーロッパでもっとも森林面積が広く、林業の歴史も長いフィンランドは森林管理から発電所に至るバリューチェーン全体のエネルギー効率にフォーカスをおくバイオエコノミーシステムを有しています。
フィンランドは2035年までに二酸化炭素排出ゼロ(カーボンニュートラル)を目指しています。この目標達成のためには、水素が将来的に持続可能なエネルギー資源になるとみており、エネルギー、資源、輸送、製造などの産業に取り入れられることを想定し、政府はNational Hydrogen Roadmapを策定しました。最後にフィンランドはリチウムコバルトやニッケルといった、リチウムイオン電池生産に必要な電池材料の産地でもあり、将来EV向けリチウムイオン電池産業のバリューチェーンとエコシステムにとって最適なロケーションであることはあまり知られていません。さらに、フィンランドはMaaS(Mobility as a Service)の先進国であります。

A. アカラー氏
オーストリア大使館商務部
副商務参事官
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A. アカラー氏
オーストリア大使館商務部
副商務参事官

日々在日オーストリア企業と日本企業間のビジネスチャンスを創出し、アントレプレナーたちが日本でのビジネス習慣、言葉、文化的背景の違いを理解するための支援をしている。12年以上にわたりアケレ氏はアドバンテージ・オーストリア東京の副所長、オーストリア大使館商務部 副商務参事官として勤務。オーストリアの産業が日本に活発に輸出されるに伴い、ライフ・サイエンス、ロボティクス、食品、木材、バイオマス、自動車などの産業やサービス産業、また政府のロビー活動、業界ネットワーキング、展示会出展、セミナー開催、B2Bマッチング、スタートアップのピッチイベントにいたるまで、様々な分野で中心的役割を担ってきた。
年一回開催の欧日スタートアップ・投資家会議である「TechBIZKON」、および週末の日本アルプスで開催する「商工会議所対抗スキーレース」(Inter-Chamber Ski-Race)の共同創設者。
オーストリアに生まれ、法律と心理学を学び、米国と日本に留学。オーストリアのグラーツ大学で理学博士号取得の後、広島大学で法学博士号を取得。

H. オズデム氏
シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー社
イノベーションプロジェクト&大型蓄エネ計画担当グローバルヘッド
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H. オズデム氏
シーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー社
イノベーションプロジェクト&大型蓄エネ計画担当グローバルヘッド

プライベートセクターで17年以上のキャリアを重ね、複数の産業で世界各地でエンジニアリングセンターとイノベーションハブの設立に従事、現在に至る。
2017年より電子熱貯蔵チームのアクセラレーターおよびR&D コストセンターから現在のポテンシャルへの変革を担う。
ドイツSiemens Gamesa社の諮問委員会委員およびドイツ企業の上級管理職を会員とする幹部会議の会長も兼任。
メディカルエンジニアリング専攻理学修士

 



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