世界中で増加するエネルギー貯蔵:蓄エネ市場を知る最適なプラットフォームESSJ開催!
メディア・コンサルティング会社ブルームバーグNEFの調査によると、世界の蓄エネ市場は今後もますます成長傾向にあり、2040年までに合計942ギガワット/2857GWhに達すると予想されています。そのために6200億ドル(69兆円に相当)規模の投資が行われるとのことですが、蓄電池価格が下がることがこのトレンドの大きなドライバーだと言われています。ブルームバーグによると、蓄電池のコストは2030年までに約52%低下するといいます。国別に見ると、2040年までに中国、米国、インド、日本、ドイツ、フランス、オーストリア、韓国そして英国のたった9か国だけで世界の蓄エネ市場の3分の2を占めるという予想値が下記のグラフからも読み取れます。現時点で最強とされる韓国は2020年代に米国に抜かれ、最終的にその米国をも抜いて中国が世界最大市場となるとの興味深いデータになっています。
この動きの背景には、各国の規制変更、再生可能エネルギー促進のほか、当然のことながらeモビリティの推進があります。特に中国の場合、電動自動車促進政策と共に2017年に発表された蓄エネ産業の展開10年計画が重要な役割を果たすと思われます。
2019年3月中旬にデュッセルドルフで開催された「Energy Storage Europe」欧州エネルギー貯蔵会議・展示会では、ドイツ・エネルギー貯蔵協会BVESとコンサルティング会社Team Consultがドイツのエネルギー貯蔵産業に関する調査結果を紹介しました。その調査によると、ドイツ蓄エネ産業の規模は2018年に50億ユーロ(6326億円に相当)となり、雇用者数は約12,000名だったようです。2019年にはさらなる成長が予想され、その成長の大きな原動力となるのは、主にパワー・ツー・ヒート(P2H)分野のセクターカップリング、デジタル化、そしてeモビリティの促進とのことです。
6月5日、東京で開催される「Energy Storage Summit Japan」ではこれらのトレンドを取り上げ、「エネルギー貯蔵枠組みの国際比較」、「eモビリティ」さらに「Storage goes System」のセッションで国内外から最新情報が発表されます。ぜひ、業界のトレンドを知り、ビジネスを構築するチャンスをお見逃しなく!詳細は、下記のウェブサイトにてご覧ください。
/jp/program/session-energy-frameworks-and-trends/
出典:
https://about.bnef.com/blog/energy-storage-620-billion-investment-opportunity-2040/
http://www.teamconsult.net/news/files/Pre_TEAM%20CONSULT_ESE2018_20180313_fv_web.pdf