Session 2: モビリティとバッテリー:トレンド・技術
時間:11:40~12:40
モデレーター:InsuRTAP株式会社 代表取締役 花房 寛氏
【講演1】自動車の電動化が創り出す新しい価値
ロバート・ボッシュ Eモビリティソリューション コネクテッドモビリティソリューションズ担当副社長 C.ライシャート氏
概要:モビリティは日々進化を続け、Robert Boschはモビリティの明日を創り出しています。 Boschの「クラウド・バッテリー(BitC)」は、電気自動車バッテリーをクラウドに接続し、その性能と寿命を大幅に向上させます。 ESSJ2020では、従来の個別のEVに組み込まれているバッテリーマネジメントシステムを補完する「クラウド・バッテリー」とそれにより生み出される新たな価値について最新のデータを交え発表します。 |
【講演2】EV大量導入時代のバッテリーの活用と新たなビジネス機会
関西電力株式会社 経営企画室 イノベーションラボ 担当部長/モビリティユニット チーフストラテジスト 上田 嘉紀氏
概要:電気自動車に搭載されているバッテリーが大容量化することで航続可能距離が延びていることや、自動車メーカー各社が電動化した車種の販売を計画するようになっていることから、消費者の選択肢も増えつつある。燃料電池車とともに「温室効果ガス2050年ゼロ」という目標の切り札となる電気自動車は、これから大量に普及する可能性を秘めている。大量に電気自動車が普及した場合、充電集中により電力システムに影響を及ぼす可能性があるが、この問題を解決する方法として、V2Xによる蓄電池活用としてどのようなことが考えられているのかを紹介するとともに、バッテリーのシェアリングやリユースなど、蓄電池のデータを活用することによる新たなビジネスの可能性を紹介する。 |
※スピーカーは予告なく変更になることがあります。
京都大学で材料科学を専攻、大阪大学で博士号取得。三洋電機でスマートエナジーシステムの一部として日本初の大型リチウムイオン電池システムの開発、導入をPJリーダーとして推進。その後パナソニックでクラウドを活用した蓄電システムの活用技術、NECでは新規ビジネスモデルの検討を進め、2018年に蓄電池の性能評価を行う会社としてInsuRTAP inc.を創設。保険会社と協業して蓄電池の性能保証を提供する保険商品を開発、販売中。
蓄電システムの国際安全規格を作成するIEC TC120の設立に白書作成から貢献。WG5の日本主査をしている。
ライシャート氏はRobert Boschでの自動車/モビリティ、エネルギーとコンサルティング分野において国際的なリーダーシップを兼ね備えたイノベーターであり、これまで新事業創出で実績をあげてきました。氏は現在、EV-OEMとモビリティサービスプロバイダー間でのコネクティビティ・ソリューション事業の立ち上げを担っています。氏はMannheim大学でコンピューター・サイエンスと経営学の学位を取得しています。
講演タイトル: 自動車の電動化が創り出す新しい価値
概要:
モビリティは日々進化を続け、Robert Boschはモビリティの明日を創り出しています。
Boschの「クラウド・バッテリー(BitC)」は、電気自動車バッテリーをクラウドに接続し、その性能と寿命を大幅に向上させます。
ESSJ2020では、従来の個別のEVに組み込まれているバッテリーマネジメントシステムを補完する「クラウド・バッテリー」とそれにより生み出される新たな価値について最新のデータを交え発表します。
社内外でイノベーションを指南しながら、eモビリティと電力系統・スマートシティが融合した将来の姿を模索する研究・実証にも従事。DX推進やベンチャー投資を行いつつ、関西電力グループ“eモビリティ”ビジョンを取りまとめ。2003年~2005年、スタンフォード大学およびシリコンバレーのベンチャーキャピタルに在籍。気候変動政策や電力システム改革・原子力事業環境整備の制度設計にも従事。京都大学で無線通信工学および電力系統工学、大阪大学で国際公共政策を専攻。原子炉主任技術者、米国公認会計士、中小企業診断士。エネルギー・資源学会会員。共著「狙われる日本の環境技術」(エネルギーフォーラム)他、執筆多数。
講演タイトル:EV大量導入時代のバッテリーの活用と新たなビジネス機会
概要:電気自動車に搭載されているバッテリーが大容量化することで航続可能距離が延びていることや、自動車メーカー各社が電動化した車種の販売を計画するようになっていることから、消費者の選択肢も増えつつある。燃料電池車とともに「温室効果ガス2050年ゼロ」という目標の切り札となる電気自動車は、これから大量に普及する可能性を秘めている。大量に電気自動車が普及した場合、充電集中により電力システムに影響を及ぼす可能性があるが、この問題を解決する方法として、V2Xによる蓄電池活用としてどのようなことが考えられているのかを紹介するとともに、バッテリーのシェアリングやリユースなど、蓄電池のデータを活用することによる新たなビジネスの可能性を紹介する。
上記の他、上田氏の社内外での活動は多岐に渡る。
関西電力株式会社
地域エネルギー本部 エネルギー周辺新領域事業化推進プロジェクトチーム マネジャー
合同会社K4 Ventures インベストメントアドバイザー
東京大学 公共政策大学院 客員研究員
大阪大学 工学研究科 モビリティシステム共同研究講座 招聘研究員
工学研究科 電気電子通信工学科 イノベーションデザインコース メンター
特許庁 知財アクセラレーションプログラム(IPAS2020) ビジネスメンター