Session 3: 次世代エネルギーネットワーク
時間:13:40~15:00
モデレーター:Bloomberg NEF 日本市場再生可能エネルギーアナリスト 菊間 一柊氏
【講演1】ユーティリティ3.0:日本の電気事業の将来像
東京電力パワーグリッド株式会社 取締役副社長 岡本 浩氏
概要:5つのメガトレンド(5D)が日本の電力・エネルギービジネスに変革を起こそうとしています。これらは避けることも取り消すこともできません。我々はこれを5つのD:自由化(Democratization)、分散化(Decentralization)、脱炭素化(Decarbonization)、デジタル化(Digitalization)、そして人口減少(Depopulation)と呼んでいます。電気事業の将来的役割と東京電力PGの果たすべきイニシアティブについて発表します。 |
【講演2】さらなる分散電源化へと向かう世界の電力
EDF研究所(シンガポール)マネジング・ディレクター M. カサ氏
概要:再生可能エネルギーなどの分散電源は益々世界の送配電網に組み込まれています。技術と市場の統合は乗り越えるべき課題もありますが、同時にチャンスでもあります。EDFの手がけてきた研究開発プロジェクトと商用化したビジネスモデルを紹介しながら、そのノウハウと知見を発表します。 |
【講演3】モイクサ社のGridShareプラットフォーム 蓄電池の充放電を最適化してより経済的で安心なエネルギーライフを提供
モイクサ社 CTO C.ライト氏
概要:GridShareは家庭用蓄電システムに搭載されているAIソフトウェアで、伊藤忠商事とのパートナーシップのもと出荷台数24000台、容量240MWhを超え、国内最大シェアを有しています。GridShareはAIを活用して電力消費と発電を予測し、最適コントロールすることで経済的で安心なエネルギーライフを実現。またホンダと共同で、GridShareを搭載した世界初となるEV向けエネルギーマネジメントサービスE:Progressをヨーロッパで展開します。 |
※スピーカーは予告なく変更になることがあります。
ブルームバーグNEF日本市場の再生可能エネルギー、交通分野を中心に担当するアナリストとして2018年に入社。BNEF入社以前は太陽光・サステイナビリティ分野における経験を持つ。
2016年ニューヨーク州立大学ジェネセオ校において経済学と地理学の学士号を取得。2018年デューク大学において環境資源エネルギー学部において修士号を取得。
ESSJ 2020 企画委員会委員
1993年に東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程修了後、東京電力㈱入社。
UHV送電、再生可能エネルギーの電力システムへの統合、スマートグリッド戦略、海外の電力会社に対するコンサルティング、電力市場に関わる規制対応など、電力システムに関わるプロジェクトの取り纏めに携わる。
2017年東京電力パワーグリッド㈱取締役副社長。前職として、東京電力㈱常務執行役、経営技術戦略研究所長、新成長タスクフォース事務局長を務める。
2017年に共著で「エネルギー産業の2050年:Utility3.0へのゲームチェンジ」(日経出版)を出版したほか、論文、本など執筆多数。IEC/ACTAD委員、日本科学技術振興財団理事、日本CIGRE国内委員会副委員長。IEEE,電気学会、G015、IUWG会員。
講演タイトル:ユーティリティ3.0:日本の電気事業の将来像
概要:5つのメガトレンド(5D)が日本の電力・エネルギービジネスに変革を起こそうとしています。これらは避けることも取り消すこともできません。我々はこれを5つのD:自由化(Democratization)、分散化(Decentralization)、脱炭素化(Decarbonization)、デジタル化(Digitalization)、そして人口減少(Depopulation)と呼んでいます。電気事業の将来的役割と東京電力PGの果たすべきイニシアティブについて発表します。
Cassat氏はフランスのパリ国立工芸学校でインダストリアル・エンジニアリング修士号を取得。ドイツ・欧州エネルギー研究所でスマートグリッドアセスメント実証実験担当プロジェクトマネージャー。USおよびEUへの技術移転を指揮。世界有数の電力会社EDFでスマート&サステナブルシティプロジェクトチームに参加、上海、ベルリン、リヨン、シンガポールのような大都市の都市計画とエネルギーシステムの融合に携わる。2016年、全世界で2000人の研究者を擁するEDF R&Dに入社。パリにおける再生可能エネルギーと蓄エネ、T&Dネットワーク、リテールとエネルギーサービス、パワーシステムとマーケットといったテーマのアドバイザー。2018年からはEDF 研究所(シンガポール)のマネジング・ディレクターとして12人の研究員、エンジニアを指揮、都市エネルギーアナリティクス、Eモビリティと低炭素マイクログリッドにおけるアプリケーション構築に携わる。
講演タイトル:さらなる分散電源化へと向かう世界の電力
概要:再生可能エネルギーなどの分散電源は益々世界の送配電網に組み込まれています。技術と市場の統合は乗り越えるべき課題もありますが、同時にチャンスでもあります。EDFの手がけてきた研究開発プロジェクトと商用化したビジネスモデルを紹介しながら、そのノウハウと知見を発表します。
C. Wright氏は2006年、Simon Daniel氏と共にモイクサ社を共同創業、以来CTOとして技術開発部門を率いる。ここ7年間でモイクサ社は英国で最先端のモイクサ・スマート・バッテリーを組み込んだエネルギーマネジメントシステムを開発。
現在はこのスマートバッテリーに搭載されているソフトウェア「グリッドシェア(Gridshare)」を伊藤忠やホンダなど複数の企業に提供しており、日本での提携企業は拡大しつつある。
モイクサ社のオフィスはロンドン市内のクラーケンウェル地区にあり、コンピューターインターフェイス、蓄電池、再生可能エネルギーなどの分野で各種特許を取得している。
ケンブリッジ大学で建築を専攻、モイクサ社を立ち上げるまでNorman Foster and Partnersなどの建築事務所に勤務、インダストリアルデザインを担当した。
講演タイトル:モイクサ社のGridShareプラットフォーム 蓄電池の充放電を最適化してより経済的で安心なエネルギーライフを提供
概要:GridShareは家庭用蓄電システムに搭載されているAIソフトウェアで、伊藤忠商事とのパートナーシップのもと出荷台数24000台、容量240MWhを超え、国内最大シェアを有しています。GridShareはAIを活用して電力消費と発電を予測し、最適コントロールすることで経済的で安心なエネルギーライフを実現。またホンダと共同で、GridShareを搭載した世界初となるEV向けエネルギーマネジメントサービスE:Progressをヨーロッパで展開します。